百日祝いの参加者の決め方のポイントについて解説!
新生児が誕生して100日目に行われる「百日祝い」。本記事では、百日祝いを説明するとともに、百日祝いのポイントや流れをお伝えします。百日祝いを想い出深い記念日にするために、なおかつより効率的に準備できるように解説します。これから百日祝いをする予定のある方は、ぜひ参考にしてください。
そもそも「百日祝い」とは?
百日祝いとは、日本や中国、韓国で行われる新生児の生後100日に行う儀式の事です。元を辿れば、平安時代から行われたものです。地域によっては「お食い初め」や「真魚始め」ともいわれています。
なぜ、生後100日目に祝うかというと、個人差はありますが新生児は生後100日頃に乳歯が生え始めます。この時期に「ずっと食べることに困らないように」という願いを込めて、食事をする真似を行う儀式です。
赤ちゃんが今後健やかに成長できるように願う意味もあり、伝統的な行事となっています。百日祝いはやらなくてもよいですが、一生に一度のお祝いなので、想い出として残したい方にはやっておくべき行事です。
百日祝いの参加者の決め方のポイント
百日祝いは、だけで行うものではありません。夫婦はもちろん、祖父母や兄弟などを誘うケースもあります。人によっては、親戚だけではなく友人を誘うケースもあります。参加人数に制限はありませんが、以下の決め方のポイントは頭に入れておきましょう。
祖父母が出られない場合
まずは、夫婦の祖父母を招待しましょう。このときに、片方の祖父母が出席できないケースもあります。だからといって、百日祝いの予定日を変更する必要はありません。その時は、夫婦だけで百日祝いを行いましょう。後日、両方の祖父母の予定も合い、他の参加者も出席できるときに、食事の席を用意するのが賢明です。
できるだけ親戚だけでやる
このような行事は、参加者の線引きが大事になります。できるだけトラブルを避けるためにも、親戚だけでやるのが好ましいです。たとえば、男性側の友人は招待が来ていたのに、女性側の友人には招待がなかった。このことが、知られたらトラブルの原因にもなります。
また、親戚を呼ぶ場合でも、遠くから来てくれる方の交通費や宿泊場所も考慮しなければなりません。これらのことから、近くに住んでいる親戚でやるのがよいでしょう。
開催場所は自宅で
百日祝いはひとつの行事でもあるので、レストランなどで予約をするケースもあります。ですが、なるべく費用を抑えたいのであれば、自宅が好ましいです。
料理を作る手間がありますが、赤ちゃんのお世話を考えると、自宅での方が対応しやすいです。加えて、歯固めの儀式に行う石なども用意しておく必要があります。
百日祝いの準備の流れ
だいたい百日祝いに対しての理解が深まったところで、実際にどのような準備をすればよいのか、流れを確認しておく必要があります。少しでも、スムーズに百日祝いを行いと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
用意する3つの道具
用意するのは、食器、箸、歯固め石です。ひとつずつ簡単に説明します。
まず食器ですが、男の子の場合は、外側も内側も朱塗りの漆器。女の子の場合は、外側が黒塗りで内側が朱塗りの漆器です。
次に箸ですが、用意するのは「やなぎ箸」です。やなぎは折れにくく、魔除けの効果もあるといわれています。
最後に、歯固め石です。丈夫な歯をもって、長生きするという意味が込められており、地域によっては配布している神社などもあるので確認してみてください。
用意する食事について
基本的には「一汁三菜」の食事です。料理は、ごはん、吸い物、焼き物や煮物です。ごはんは、お祝い事であるため、可能であれば赤飯が好ましいです。
料理の並べ方としては、左下にご飯、右下に吸い物、左上に煮物、右上に煮物です。
歯固めの儀式について
歯固めの儀式は、赤ちゃんをヒザに座らせて食べ物を口に運び、食べさせる真似をします。正式な食べ方としては「ごはん→吸い物→ごはん→魚→ごはん」の順番で3回繰り返し、食べさせる真似をします。
この後に、箸先で歯固め石をチョンチョンと数回当て、その箸先を赤ちゃんの歯茎に数回当てます。ココで注意なのが、箸を使わずに石を歯茎に近づけるのは誤飲に繋がるため、注意です。正しい手順を踏み、安全に儀式を終わらせることが大事です。
百日祝いの写真をスタジオで撮影するのもおすすめ
百日祝いは、赤ちゃんだけではなく、夫婦はもちろん祖父母など大勢の想い出になる行事です。ほかにも、写真をキレイに撮ることで、参加できなかった記念として送ることもできます。スタジオを借りた場合、色々な衣装を試して写真を撮れるのがよいところ。
悪いところは、コストがかかることですが、そこまで高いモノではありません。一生に一度のお祝いの日なので、スタジオでキレイに撮影するのは、とてもよい想い出になるのでおすすめです。
まとめ
本記事では、百日祝い参加者の決め方やポイント、準備の流れについて解説しました。百日祝いは一生に一度の行事です。親戚との予定を合わせたり、準備をしたりなど、大変なことは多い行事です。流れなど説明しましたが、必ずしも順番を守らなければならないわけではありません。参加者も含め、負担を減らし、安全に行事を終わらせることが大事です。みんなの想い出になるようによい1日にしましょう。